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「陰」と「陽」の経済学―我々はどのような不況と戦ってきたのか
日本経済を襲う二つの波―サブプライム危機とグローバリゼーションの行方
カスタマーレビュー 
主張はハッキリしているが
(2008-04-28)
積極財政を強く主張する書であるが、
それが正しいのかどうか、今となっては
大いに疑問の余地がある。この手の本に
ありがちだが、時間を経て読むと
主張が先にありきという結論しかでない。
経済の謎が全て解き明かされる!日本経済の名医リチャードクー
(2005-04-22)
現在の日本の経済政策の誤りを明快に書いてある。リチャードクー
氏は、野村證券という日本一の現場で毎日、厳しい市場で鍛えられてきた天才である。人気エコノミスト第一位。実力も一位である。「何が原因でこの不況になっているのか」「どうすれば良いのか」が明快にわかる。ものすごい本である。竹中が主張する「ペイオフは世界のグローバルスタンダード」というのは、実は「真っ赤な嘘」であり、世界中どこもやっていないような奇妙奇天烈な政策であることも暴露されている。そして現在の小泉・竹中路線は、1929年の世界大恐慌のメロン財務長官の施策と全く同じことをやっているとわかる。経済政策の全ての謎が解ける優れた本である。彼が財務省か金融庁のトップにいたら、日本はとっくに景気回復しているだろう。
バランシート不況の手始めとして
(2004-04-14)
リチャード・クーの日本経済の見方としては近著『デフレとバランスシート不況の経済学』の方が総括的だと思いました。クーの考え方はまだ主流では無いと思われるので、初めて彼の著書にする方はこちらのを先に読んでからの方が解り易いと思います。
本書では彼の持論『不良債権処理をいけない』と言う点について、より詳しく解説してあり、かつ、幾つかの代替案も出している所が『デフレとバランスシート不況の経済学』と異なる所で、特に村山昇作との対談は愁眉です。
日本の失われた10年の問題をバランシート不況と捉えながらも、一方でこのバランシート不況がなくても、日本人の貯蓄性向から慢性的な需要不足になることはこれからも避けられないとした上で、消費性向是正のための政策提言を行っている所が大変面白い。
もし総括的な理論がおきらいな方は、具体例の豊富な本書がバランシート不況の手始めとしては良いかもしれません。
個人消費改革=日本人ライフ・スタイルの改革
(2003-06-23)
についての提言(第6章)が見逃されては惜しいとおもいます!
よくいわれる日本人の貯金理由「将来への不安」が世迷言であり、
海外旅行、出張滞在等で体験して知るライフ・スタイル実現の
ためのインフラがお粗末過ぎて、だれもこの国じゃお金を出す気に
なれないという私もあなたも実感している(はずの)
「本音」「現実」が明確にしめされています。
(早い話し、ゴルフなんてボーリングと同じ料金でできないこと
自体がこの国のお粗末さを意味しているわけです。こんな国で
お金を使う気になれませんよ)
「バランスシート不況」という論点については
「簡単」「常識」=「幼稚」という判断をくだす書評諸氏も
いらっしゃるようですが、私個人はクーさんの、著書だけに
限ら!ずTV出演での主張もとおしての、全くぶれない首尾一貫した
主張に軍配をあげざるを得ないと思います。
(最終的になにが本当だったのかは2010年にはわかるのでは
ないでしょうか? まあ、私個人としては97年で十分だと
思うのですが。:−)
理解しやすい
(2003-03-25)
過去の例や図表によって、高卒の私にも理解し易く、また表の大きさも控えめであり、一部の表や引用ばかりの怠慢気味なものでもなく好印象です。失われた十年は「過言」であろう…ただ、財政政策の内容にまでは触れていない。総工事額による雇用効果なども示し提言されると良かったと思う。
構造改革も必要ではある。単なる改革反対ではない一冊であります。


