この商品を買った人はこんな商品も買っています。
チャーリー・チャップリン ライフ・アンド・アート [DVD]
カスタマーレビュー 
危機一髪
(2008-05-05)
5.15事件で犬養毅首相が「問答無用」と射殺された話は、歴史の暗記事項として知っていただけ。
実はチャップリンも同時に狙われていた、という視点から見ると、当時の日本の社会情勢がとてもよくわかった。その後、2.26事件の際も難を逃れていたという。どちらもチャップリンの気まぐれのおかげというのも、小説以上に小説的である。
世界中が戦争に雪崩を打って進んでいく中で、チャップリンは名士、金持ちになっても、弱い者、貧しい者の視点を持って人とつきあい、戦争の無意味さを見抜き、当時は完全には理解されなかった名画の数々を生み出していた。
この本の白眉は、そういったチャップリンの偉業に果たした日本人秘書の役割を明確に描いたことだろう。
人種差別意識のなかったチャップリンは、排日の機運の時代にコーノという日本人を運転手として雇い、彼の誠実さ、優秀さを見込んで自分の片腕にしていくのだ。
チャップリンの本質を見極める力と機転がよくわかる一方、気まぐれで気の小さな子どものような性格を描き出し、大変面白い読み物に仕上がっている。
本の構成で、時代が何度も前後するのはどうだろう。素直に時代どおりに話をすすめていても十分ドラマチックに仕上がったのではないかな。
近代史を理解する上で興味深い作品です
(2008-03-11)
当時の軍人がどのようにして軍国主義に傾倒していったかを理解するうえでとても興味深い内容でした。
チャップリンの片腕と呼ばれた日本人の記録はとても生々しく、近代史の隠れた一面を示してくれていたと思います。話しの展開に引き込まれて一気に読んでしまいました。
時代は変わっても軍事力や権力を持つも人には冷静で会って欲しいと思います。


