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カスタマーレビュー 
12万部の大ヒットのわけ
(2005-05-22)
真実を掘り起こしているのが、12万部という大ヒットを記録している理由でしょう。
警察の代理人と化した自称ジャーナリストによる他の本がどれだけ陳腐な内容かを、この本は黒ヤギと呼ばれた総会屋の人生と言葉で思い知らせてくれました。
警察が天下りを送り込むために、無実の黒ヤギを利用したことが説得力のある筆で描かれています。
この本を書いたジャーナリストさんは本当の意味で権力に屈することなく、書籍のなかでただ黒ヤギの無実を訴え、そして証明してみせています。
12万部を超えるベストセラーになったのは、こうした作者の姿勢が読者に共感を与えているからなのでしょう。
今年の最高傑作です。
評判以上
(2005-05-16)
筆者の名前は堤義明が逮捕されるだいぶ前から評判になっていたので読んで見ましたが、内容は噂以上のものだという印象です。
この筆者が週刊金曜日という雑誌で、総会屋に取材をするなかで西武グループと堤を追い込んでいって逮捕につながりました。
西武を潰したのが総会屋というよりは、西武を潰したのはこの筆者の功績だといえるのではないでしょうか。
リクルート事件などに匹敵する調査報道の雛形であるという、筆者とこの本に対する評判は、読んだ後にも納得できます。
早く文庫として残して欲しい一冊ですし、授賞に値する内容だと思います。
真実を描いた歴史的名著
(2005-04-20)
真実を描くとはこのようなことをいうのだろう。この唯一無二の真実探求の書からは、著者の類稀な知性、おそらく現段階のノンフィクション作家のなかで最高峰の描写力、そして鋭いことカミソリを凌ぐテーマの切り口、が伺える。この作家、只者ではない。ノンフィクション作品の真髄と天性のノンフィクション作家の誕生を目の当たりにした。
西武事件の真実がここにはある。それは唯一にして深く抉られた、時間を超越した名著の誕生を確信させた。全読者、括目!そして発注をワンクリック!早期の文庫化を期待する。今後終生、この著者の作品を誇りを持って書棚に収録し続けるであろう。
今、我々は新たな名著の誕生に立ち会った。「西武」「堤」を題字に掲げたすべての本に裏切られた我が心中の消えかかったともし火が、今、平井康嗣さんという傑出したノンフィクション作家によって再び燃え盛らんとしている。感動したっっっっ!!!!!!
記者魂
(2005-04-18)
筆者は、反権力を旗印にしている週刊金曜日の編集記者だ。この本でも筆者の反骨精神はいかんなく発揮され、「西武事件の裏の真相」に迫ろうとしている。ただ、筆者の言う裏の真相が伝聞、推測の域を出ていないのが残念だ。裁判記録以外は、他の西武本が事実として挙げていることについても伝聞、推定で書かれている点が多いのも不満。裏の真実について、もっと緻密に取材をしたうえで本にして欲しかった。「西武本」がブームのうちに出版しようと言う拙速さが感じられた。ただ、ジャーナリズムについて議論の多い今、反骨精神の塊のような筆者の熱い記者魂に触れてみるのも良いかと。
総会屋の生態
(2005-04-13)
西武の裏社会との関係がかかれていて興味ふかい。
だが、それよりも参考になるのは総会屋がどのように
企業に喰らいつき、食いものにしていか、そこが如実に
書かれているという点だ。
どのようにして株を持つのか、株を利用して、どう企業から
利益を得るのか。
いまだ、少なくないといわれる総会屋にどう対抗していくべきかを
考えさせられる。
西武の場合は、トップじたいが総会屋が喜ぶタネをまいてしまった
わけで、自業自得ということだろう。


