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カスタマーレビュー 
誘惑とわかっていても・・・。
(2008-11-15)
クモは、獲物を捕まえるのに巧妙なクモの巣を張って待ち構える。
クモは生きるためにその巣に誘い込むのに手段は選ばず獲物を捕獲。
この絵本はクモのスパイダーが蝶々を捕らえるまでの手口をメインに物語が進み、甘い誘惑にはのらないで、と警告をも含んでいる。
クモのスパイダーに捕らえられた蝶々のはかなき命を惜しむより、甘い言葉に弱い蝶々の哀れな自尊心が、あまりにも私達の現実に近いものであるかを教えてくれる。
甘い誘惑に心を奪われて、我が身の破滅を自ら招いてしまう、とまではいかなくても、少なからず一度や二度の苦い経験はあった事かとお察しする。
止めとけばいいのに「つい…」と悪い方向へ進んでしまう。
お世辞や褒め言葉に弱いのは、誰もが一緒。どこで自制心をもって立ち止るかとなると難しいものだが、それが身の破滅や死へと繋がるとなれば「つい…」の出来心では済まなくなる。
モノクロの挿絵はまるで映画を観ているようである。
そして弱肉強食の世界の結末を解っていながらドキドキと胸が高まっていく展開と共に、自らの過去の過ちを感じてしまう『スパイダー屋敷の晩餐会』。
経験豊かな大人にこそ読んでいただきたい、自責の念を込めながら…。
ただのモノクロではない!
(2008-05-10)
基本的にモノクロの絵本ですが、ただのモノクロではなく、非常に味があるというかなんというか、緻密かつ大胆な構図の絵が続き、例えばよくできた白黒映画のような趣があります。
ちょっとおどろおどろしいので、子供向きというよりかは大人向き。この絵のよさは大人でないとわからないかもしれません。
とにかく一度目にしてみてください!


