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レビュー(Amazon.co.jp)
???1931年、胸に蝶(パピヨン)の刺青をした男(スティーヴ・マックィーン)が殺人罪で終身刑を言いわたされ、南米の仏領ギアナの刑務所に収容される。しかし彼は幾度も脱獄を繰り返しては失敗し、ついには親友ドガ(ダスティン・ホフマン)とともに脱獄不可能の孤島に送り込まれるが…。
???実在の脱獄囚アンリ・シャリエールの実録小説を『猿の惑星』『パットン大戦車軍団』の名匠フランクリン・J・シャフナー監督が映画化した名作中の名作。自由を求める執念の男をマックィーンが『大脱走』を超えるインパクトで好演しており、これを彼の代表作と讃える者も数多い。前半ほとんど音楽を入れず中盤から一気にエモーショナルな音楽を沸き立たせていくジェリー・ゴールドスミスの優れたスコアも素晴らしく、今や映画音楽のスタンダードである。(的田也寸志)
カスタマーレビュー 
牛乳瓶の底メガネ?
(2005-08-01)
ずっと以前、TVで初めて観ました。
何度も脱出を試みるシーンにドキドキしていました。
最後に残る者、残される者の気持ちがダスティンの牛乳瓶の底
みたいな眼鏡から読み取れるみたいで、、、セツナイ。
そのメガネのようになんだか今でも私の脳裏には
二重にぼやけて記憶に残ってます。
「自由」と「人生」は等価値か?
(2004-09-08)
「自由」とは何かを問い始めるときりがない。
科学者の中には、「すべては法則や因果関係に還元されるのであり、そもそも人間には自由など存在しない」という人さえいる。
でも、たとえそうだとしても、僕たちは自由を求めてしまう。
まず、「〜〜からの自由」。
パピヨンの最初の脱獄の試みは、きっとそうだったに違いない。
「劣悪な監獄からの自由」。つまり、解放。
そこでは、生への凄まじい執着が見られる。
虫を食ってでも生き延び、脱出のチャンスをうかがう。
しかし、過酷な懲罰房で食事を半分に減らされ餓死寸前になっても、彼は友を売ろうとはしなかった。
これはなぜか?
友情?
かもしれない。
しかし、それ以上に彼が守りたかったのは「自分のルールは自分で決める」という尊厳(としかいえないような何か)だったのではないかと、僕は思う。
極限までストイックな、自律への意志である。
そして、それがあったからこそ、パピヨンとドガの間には、絶対の信頼と友情が成立し得たのだ。
ラストシーン。
最後の脱獄は、椰子の実を網に入れた不安定な浮き輪だけを頼りに断崖から飛び込むという無謀な企てだった。
「勝算は?」と問うドガに対して、
"It doesn't matter"(関係ない)
と答えるパピヨン。
これはもう、生への執念すら超えている。
生き延びたいだけなら脱出する必要はないのだ。ドガのように、島で野菜でも作って寿命を全うすればよいのだ。
そうではなく、自分のルールに命を賭ける。どんな外的価値のためでもなく、ひたすら自分のために。
それはもはや「〜〜からの自由」ではない。
でも、だとしたら、「何への自由」なのか? 「自由」と「人生」は等価値なのか?
何度も見た映画なのに、bs2でやっていたのをついつい最後まで見てしまった。
脱獄物の最高傑作!
(2004-07-03)
長い映画です。しかしながら始まった瞬間から釘ずけです。
あえて長くは書きませんが、島流しにあう二人のラストシーンでは
思わず声を出して泣いてしまいました。(恥ずかしい人は一人で見て・・・)
それにしても、この時代の映像はリアルに感じます。
脚本がしっかりしてる・・・震えて泣け!!
子供の心も打つ、「監獄物」の大傑作
(2002-04-02)
映画のジャンルに「監獄物」というのは一般には存在しないかもしれない。ある時自分が好きな映画に共通する舞台が「監獄」だと気がついた。その原点が「パピヨン」である。実話に基づいた映画だということを、DVDで改めて見直して始めて知った。初めて見たときにはまだ小学生だったので、細かいところに気がいってなかったのである。しかし、ほんの子供だった私に非常に深い印象を残し、後に私の「監獄物好き」を育んだものは一体なんだったのかずっと知りたかったのだ。「パピヨン」は逃亡する映画である。人間の強さと弱さ、残酷さと優しさ。スリルとサスペンス。友情。最後に自由を手にした人間の不屈が子供の胸を打ったのだ。マックイーンの青い瞳が本当に美しい。


