この商品を買った人はこんな商品も買っています。
レビュー(Amazon.co.jp)
???鎌倉将軍となった源頼朝から逃れるべく、東北・奥州平泉へ向かう弟の源義経(岩井半四郎)や武蔵坊弁慶(大河内傳次郎)、そしておしゃべりの強力(榎本健一)たち。やがて一行は安宅の関を通過しようとするが、そこには義経を捕らえようとする者たちが待ち構えていた…。
???歌舞伎の『勧進帳』や能『安宅』でおなじみの世界を、ミュージカル時代劇仕立てで軽やかに、そしてダイナミックに描いた、黒澤明監督初の時代劇。狂言回しとなる名コメディアン「エノケン」こと榎本健一と、名優・大河内とのかけあいや、弁慶と対峙(たいじ)する富樫役の藤田進の見事な腹芸ぶり。太平洋戦争終結前夜に製作された作品のため時間は短いが、その倍以上の充実感を味わえる快作である。なお、本作は戦後GHQの時代劇禁止政策によって理不尽にお蔵入りとなってしまい、1952(昭和27)年にようやく公開されたという、いわく付きの作品でもある。(的田也寸志)
カスタマーレビュー 
素晴らしい演技
(2008-11-19)
素晴らしい演技力の役者ばかりで本当に面白かったです。中でもエノケンの素晴らしさには終始圧倒されました。偉大な喜劇役者として、一般教養としてしか知らなかったのですが、何故かくも高い評価をされているのかが納得できました。また、メインテーマの“虎の尾を踏み毒蛇の口を逃るる心地〜♪”の輪唱も大変聞き応えのある、効果的なBGMになっています。黒澤映画はほとんど見ましたが、やはり時代劇が良いです。
一番好きかも…
(2007-06-07)
この作品、期待せずに見たのですがかなりいいです。面白いです。時代や制作背景、監督や出演者、話の元ネタなど全く知らなくてもそんなこと吹っ飛んでしまう偉大な娯楽作品です。黒澤監督はまあなんと男を撮るのがうまいのでしょう。エノケンにしろ監督にしろ関わったすべての大の大人たちが面白い作品をつくらんとしたその姿を想像するだけで心踊ります。セットが多いのでしょうか。却って芝居の密度が上がって画面に緊張感がみなぎっています。♪旅の衣は鈴懸のぉ〜おおぉぉ(違ってるかも)って長唄風コーラスがたまりません… 森雅之さん美しすぎます!!
博物館モノです
(2007-01-23)
名監督が名優達を集めて、歌舞伎の舞台をそのままスタジオでやった安い制作費の1時間もない映画。太平洋戦争中ですから大道具、小道具はもちろん、フィルムすら自由になりません。みんなの人気者エノケンの無責任さ、軽さに比べて大河内伝次郎のたいそうなモノの言いよう(歌舞伎ですから当たり前。みんな大真面目にやっています)。このアンバランス、このごちゃ混ぜ感、この安セット(まさに作りモン)。今の若い人が見たら卒倒するでしょう。でも、妙に見る人に安心感を与えます。大時代をはるかに超えて、今や超ド級博物館モノの映画です。人生に疲れた人はぜひどうぞ。
黒澤がミュージカル時代劇を撮った意味
(2006-11-19)
制作は第二次大戦末期、公開はその七年後となっている。黒澤作品にしては短い尺だが、GHQの検閲の結果と考えるとむべなるかな。
歌舞伎十八番の一つ「勧進帳」を選んだのは、日本人に人気の物語でかつ、チャンバラが無いからと推察される。主君打ちの件と製作中は敗戦してはいない事を考えると、実に重いメッセージ性も汲み取れる。
だが、それをミュージカル調に仕立てているところが面白い。チャンバラが御禁制の時代で作られた時代劇でどんな娯楽性を持たせるか?というところでミュージカルと合体させた珍作が多数輩出されたが、公開年から見ると本作はその先駆け的なタイミングでに位置するところがポイント。
後の巨匠の、芸術性と映画存在の意義(国威高揚から敗戦の心的ダメージへの癒しというイデオロギーの有り方のシフト)を折衷した作品と読み解く事が出来る。
史実は知らぬが歌舞伎ではいない、シェイクスピア劇の道化役に相当する強力を登場させ、軽演劇の王者エノケンを配したところが、大衆の癒し≒商業性と黒澤監督の目指す芸術性の折衷の象徴と思え、改めて感心した。本来弁慶が退場時に踏む「飛び六方」をエノケンがやっているところも、素直にパロディとして以上に深読みの効く演出である。
映画としての完成度は、正直、中途半端である。だが、邦画史的な意味合いと、「主君打ち」に今日的なテーマ(コーポレイトガバナンスの重要性)が見出せるという事で、観ておいて損は決してしないであろう。
ほ〜
(2006-10-18)
映画なのかミュージカルなのか一時間弱で終わるこの物語は、義経一派が敵方の関所をどう抜け出すかがクライマックスの話。基本的に字幕入れないと何言ってるかわかりません


